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2005.09.14 (Wed)

45話付近のキラ視点

ひゅっと冷たい空気が流れ、身体が一気に重くなった。
この子は諦める気だ。
自分の幸せを。
大事な片割れと親友がふたりで笑う姿が、目の前の風景とだぶって浮かんだ。
もちろん国を守り立て直すことだって彼女の大きな願いであり幸せであることはわかる。無理してるわけじゃない、彼女は心からそう思ってる。
だけどそれと同時にある、彼女だけの幸せは?
親友があんなに大事にしていて、同じようにその親友を大事で大好きなはずの彼女は、その相手を諦めるつもりなんだ。

彼女は前向きだ。基本的な性格なんだろう。
悲しいことがたくさんあってもその悲しさに溺れるだけじゃない。周りの人たちと一緒に笑い合い、立ち上がって前を向き生きていこうとすることを知っている。自然にやってみせる。
だから今のことだって僕が思うほど悲観的になって決めたわけじゃないのかもしれない。だけどだめだ。違う。
人柱になることとは違うはずだよね。
僕が結婚式から攫ってきたのときと同じじゃあないの?
なんであの子がこんなに苦しいんだろう。
お願いだ、諦めないで。
勝手かもしれない。けど心の底から願う。
誰か。誰かあの子を助けてください。
わかってる、あの子を助けるのは自分であり親友でありピンクの髪の少女であり、あの子を信じる国の人たちだ。たくさんの人が助け、助けられるんだろう。自分だって助けてあげられる。
だけどなんで。なんで2年間、僕は何もしてあげなかったんだろう。今また激しい後悔が押し寄せる。あの子はきっと泣く。こんなに苦しむ前に、僕はきっと何かできた。
不器用で、でも彼女には執着を見せる親友を思い浮かべる。
お願いだアスラン。どうかカガリを諦めないで。共にあることを諦めないで。帰ってきたらきっとまた二人で笑って。

帰って来る。アスランと一緒に。皆と一緒に。
強く思って、片割れと一時離れることを強く心に刻みつけた。











なんて。
読んでくださった方、お目汚しで申し訳ありません。
こういうことも思っていてほしいなと。

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